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ついに地元でアオマダラ

Nipponobuprestis amabilis
ある意味悲願の、と言ってもいいかもしれません。
いつも行っている場所でずっと探し続けていたタマムシ、アオマダラタマムシです。
今日、ついに採集できました。

Nipponobuprestis amabilis
毎年この時期になるとあちこちで採集されたとの情報を聞きます。
特にtwitterなどの即時性が強いメディアが一般的になっている現在では
見つけた虫を即アップしている方も多いので、やれ「サクラの上を飛翔していた」と聞いてはサクラをチェックし
「モチノキの伐採に集まっていた」なんて聞くと「モチノキってなんだ?」と調べてみたりと
思い返せば自分でも滑稽なくらい気にして探していたものでした。
きっといるはずと念じ続けて4年目に突入、前日とある方からこの虫のホストであるアオハダを教えていただき、
こんな場所にいるんですよとアドバイスをもらって、5月から毎週チェックを続けていたのでした。
天気予報が良くなかったのでカメラも持たずに出かけた今日も件のアオハダをチェック。
部分枯れにその姿はなく、やっぱりダメかと視線を落としたそこにいたのです。
非常に暗い場所でしたが、湿度も気温も高く、甲虫にはなかなか良い条件だったのかも知れません。
きっといると思い続けていたいつものフィールドに、やっぱりいたのだと分かって一人脳内ガッツポーズをしたのでした。

Nipponobuprestis amabilis
こちらは友人からいただいた標本。
過去の撮影分です。

あとは黒い方だな。きっといるはず。

ツシマヘリビロトゲハムシ

Platypria melli
虫つれづれ@対馬v2のyohboさんからとても素敵なプレゼントをいただきました。
それがこのツシマヘリビロトゲハムシです。
保育社の図鑑でもひときわ異彩を放っている、過剰に棘棘しいトゲトゲ(トゲハムシ)です。


Platypria melli
生かして送ってくださったので、白バックも。
この虫、ほとんど動きません^ ^
動画も撮りたいと思ったのですが、そういえばそんな機材は我が家にありませんでした。

Platypria melli
「過剰な棘棘」が強調されるのではないかと頭側から圧縮して撮ってみました。
何のための棘だろう。
と思ったら、ずいぶんとある虫に似ています。
それは、ジンガサハムシ。
最後の写真だとよく分かりますが、ジンガサハムシの黒い部分と、この種の鞘翅の突出部分がラップします。
脚を守るための目隠し構造でしょうか。

Platypria melli
どちらが先か分かりませんが、過剰進化の行き着いた先が陣笠型なのか、それとも棘なのか。
そんなことを想像するのもまた楽しいものです。

Platypria melli
小型種が多いトゲハムシの中にあって、本種はとても大きいです。
その異様なスタイルはこの標本写真の通りです。

本土にいては見ることもなかなかできない貴重な種を、
今回も送ってくださったyohboさん、ありがとうございました!

近所の虫達

最近はほとんど遠出していません。
いつものフィールドに出るたびに新しい昆虫と出会えて、それだけで十分楽しめています。
探す楽しみと、知る喜びは昆虫採集の醍醐味ですね。
地元で採りたい虫が色々いますが、今年はどうなることか。。。

というわけで、最近撮った標本写真でご紹介します。

Tmesiphorus crassicornis
ヒゲカタアリヅカムシ

Lissorhoptrus oryzophilus
イネミズゾウムシ

Brachymeria lasus
キアシブトコバチ

Stenus sp
メダカハネカクシの一種

Anhedobia capucina
ヒメトサカシバンムシ

Sibirhelus corpulentus ♂
シベリアユミアシケシキスイ

Phyllobius (Phyllobius) japonicus
ハバビロヒゲボソゾウムシ

Tingidae
グンバイムシの一種

Chalcidoidea
コバチの一種

そんな感じで、採集、同定、拡大撮影といろいろ楽しんでいます^ ^

変わったはやにえ

DSC_1937
ゴールデンウィークも淡々と過ぎ、せわしない日常に戻っています。
休みの間も毎日身近なフィールドで昆虫さがしの日々でした。
そんな中、妻が見つけたとても美しいはやにえです。
春になってから刺したのかな。ここらのモズは今、繁殖期のようです。

渡良瀬遊水地に行ってきました

Lachnoderma asperu
アリスアトキリゴミムシ

Lachnoderma asperu
同上

先週の土曜日、久しぶりに渡良瀬遊水地に行ってきました。
原発事故以来、毎年恒例だったヨシ焼きが見送られていたのですが、こちらも今年久々に行われたとのこと。
今まで採集したかったけれどチャンスがなかったアリスアトキリゴミムシを、今年はぜひ採りたいということで
パルナスさんに案内していただきました。
で、早速。
Lachnoderma asperu
いた!
初めての出会いはあっけないものでした。
カワラケアリに依存している変わったアトキリゴミムシです。

ただ、こうして石を起こしての採集ということで、早々にカメラは置いて採集した方がいいことに気付き
現地での写真はこれだけ。。。最近は小さな虫達に興味があるので、生態写真もまったく撮りませんでした。
ということで、かわりに標本の写真をいくつか。
まだ全てを仕上げられたわけではないので、本当にいくつかですが。

Batrisoplisus galloisiアリヅカsp2

左:ガロアトゲアリヅカムシ(1.5mm) 右:アリヅカムシの一種(2mm)
このところその形に興味津々なアリヅカムシです。現地では小さなダニにしか見えませんでしたが、
特に左の種の触角などは本当に不思議な形をしていますね。とても魅力的です。

Scymnus nakaikemensisPlatamartus jakowlewi

左:ナカイケミヒメテントウ 右:Platamartus jakowlewi(和名なし)
どちらも生息地が限られる虫のようです。特にナカイケミヒメテントウはとても独特な模様のヒメテントウで、
とても気に入っています。一応渡良瀬にどんな虫がいるのかを予習してからの挑戦でしたが、まさか本当に採れるとは。
ラッキーでした。
右の種はヒゲボソケシキスイの仲間で、もともとはロシアから記録されていた虫ですが、近年国内から記録された甲虫です。
大変珍しい虫のようですが、渡良瀬遊水池に限っては少なくないとのことです。

最後に。
Anthicus watarasensis
ワタラセミズギワアリモドキ
渡良瀬の名を冠した何とも美しいアリモドキです。
ただ、やはり小さく3mmもありません。
これもぜひ採りたいと願っていた虫ですが、偶然目にした枯れアシの上を這っていました。
何とも上品な色使いとスタイルでいい虫ですね。こちらは日本各地で見つかっているようです。

湿原環境というのは、今まであまり足を踏み入れることがありませんでした。
(ネクイ部の活動中は別として)ここに載せた以外にもいろいろなゴミムシやその他の微小な虫達、
そのどれもこれもが初めて目にする虫達で、久しぶりに興奮しました。
虫の世界は本当に底知れないです。楽しいものですね。

アリの巣の生き物

Myrmecophilidae
アリヅカコオロギの一種。

さて、購入からずいぶん経ちますが、先日ものすごい本が出版されました。

アリの巣の生きもの図鑑アリの巣の生きもの図鑑
(2013/03)
丸山 宗利、工藤 誠也 他

商品詳細を見る

その名も「アリの巣の生き物図鑑」です。すでに大いに話題になっているので改めて説明する必要もないでしょうか。
生活環の全て、もしくは一部をアリに依存する生き物を好蟻性生物と呼ぶのですが、
普段まず目にすることがないそれらの生き物を、なんと生態写真で一冊にまとめあげたという大変な本です。
図鑑と銘打っていますが、僕はありきたりな図鑑とは違う面白さを感じました。
それは好蟻性という習性を軸に、昆虫だけではなく、あらゆる生物を集めてあるというところです。
どれもこれも微小な生物なのですが、驚くほど鮮明な写真の数々に圧倒されること請け合いで、是非手に取ってみることをお勧めします。

今回は本の紹介がてら、地元で実践してみました。生態写真があれだけ満載な本です。
自分のフィールドで心当たりの場所を探ってみましょう。
(そのつもりで紹介記事がこんなに遅くなったのでしたw)

前回の記事の最後に載せたスギカミキリですが、続きがありました。
今年とうとう当地のご神木も枯れてしまい、根元にはスギカミキリの死骸が積もっている中、
小さなアリがたくさんいるのが目に付いたのです。
トビイロケアリのような気がしましたが、確認できず。(アリもちゃんと採集してくるべきでした)
アリも木が枯れたら移動するのかな、なんて思いながら目を凝らしていると、
アリとは違う小さな生き物が右往左往しています。それが冒頭のアリヅカコオロギだったのです。
Myrmecophilidae
アリとの生活のために特化したいかにもへんてこで魅力的な姿をしています。
地中生活のために色素も薄いのでしょう。
ともあれ、好蟻性昆虫に早くも運良く遭遇できました。

場所を少し変えて。サクラの古木が立ち並ぶ辺りに行くと
2013.03.23-30
光沢のある中型のアリが目に付きました。クサアリの仲間でしょう。
これはチャンスとばかりに密度が高いところを探してみます。
ほどなく、サクラの根元に本隊を見つけることができました。
2013.03.23-30
これからが楽しみな時間です。じっと目を凝らしてみると、早速アリヅカムシがアリと一緒にゆっくり歩いている姿を発見。
アリの巣の虫たち。多分全部普通種
本図鑑の筆頭著者の丸山さんにツヤクサアリアリヅカムシとネアカクサアリハネカクシ(次に出ます)だと教えていただきました。
ストロボディフューザーを忘れたこの日は、こんなに小さな虫を撮影するのは無理でした。
というわけで、採集後の写真です。
なにを隠そう、地元で何とか採ってみたいものだと思っていたので、初めてのアリヅカムシにはとても感動したものです。
(標本にする時にバラバラにしてしまいましたが・・・)
その後、巣の周りをチョロチョロと複雑な動きで歩き回るハネカクシを発見。
Pella japonica
それがこちらのネアカクサアリハネカクシ。
初めて狙って好蟻性昆虫を採集できました。
ホストとなるアリを探し、じっくり観察して得ることができるというのも
とても楽しい、時間を忘れる採集ですね。

で、日を改めて昨日。
同じ場所に行ってみました。今回はディフューザーを忘れずに。
とても気温が低かったので、無理ではないかなと思いながら行ったのですが、
幸いアリ達は活動中でした。ただ、動きもすこぶる鈍いです。
標本にするのを失敗してしまったアリヅカムシを追加したいという思いはあったのですが、
それはついに叶わず。
かわりに、こちらのハネカクシ。
2013.03.23-30

Pella socia
採集している間はネアカクサアリハネカクシかなあ、と思いつつ、なんだか小さい気もして毒ビンへ。
帰宅後、交尾器を抜いて確認してみました。雌の貯精嚢です。
Pella socia
図鑑にはPellaの仲間の識別用にスケッチが掲載されています。
それと比較すると、どうやらこれはコクロツヤクサアリハネカクシのものに違いない。
そう考えて丸山さんに問い合わせてみたところ、お墨付きをいただきました。
Pella socia
コクロツヤクサアリハネカクシ
標本写真です。こうして見ると、全然違いますね。
動き回る姿を見てもなかなか分かるものではなさそうです。

昨日はそんなわけで、あまりの寒さのため早々に引き上げてしまったのですが、
毎回新顔に会えるというのはなかなか面白いです。
昨日はあと2か所巣を見つけたので、こちらの観察も楽しみにしています。

皆さんもこの本を読んで、イメージを膨らませてから自分のフィールドを覗いてみてはいかがでしょう。
都会であっても、アリを手がかりに今まで気付かなかった小さな虫が見つけられるかもしれませんよ。

春の景色

タイトルが前回とほとんど一緒ですね。
先週末の地元での写真です。
今年の春は厳しかった寒さを帳消しにするような暖かい日が続きました。
花粉症持ちの僕は、温かさとともに訪れた猛烈な痒みに耐えきれず、半ば引きこもり状態でした。
24.Mar.2013
今年一番のお気に入りとなったサクラの写真です。
サクラの花もさることながら、背景に緑色を溶かし入れることができる季節がやってきましたね。

24.Mar.2013
柔らかい桜色。

24.Mar.2013
陽光に透けるホトケノザも、欠かせない春の役者です。

24.Mar.2013
小さな踊り子たちも一斉に花開いていました。

24.Mar.2013
ムラサキハナナと憶えているけれど、正式な名前はなんだろう。

24.Mar.2013
タンポポもいよいよあちこちで空を照らしています。

24.Mar.2013
そうこうしている間に、今年は早くもスギカミキリの季節が静かに終わっていたようです。

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  • Author:KOH16
  • 社会人になって昆虫採集熱が再燃。
    ムシトリアミを片手に子供の頃に戻って
    一喜一憂の週末を過ごしています。

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